トレーニングコーチとして千葉県予選から関東大会までを振り返って


千葉県の柏、我孫子、野田、鎌ヶ谷でパーソナルトレーナー&スイミングコーチをしている宮城です。

7月22〜24日で栃木県小山市にある温水プール館で関東高等学校水泳競技大会が開催されました。

昨日はサポートしている選手2名が800mフリーリレーに出場のため現地に行ってきました。

*サブプールでのウォームアップの様子

順位やタイムとしての結果は妥当なところでしたが、今後の指導に活かすべく今回のサポートの流れや良かった点、反省点を書いておきたいと思います。

 

・県予選に向けて

県予選はまず関東大会に出場する権利を得ることが最大の目標でした。

関東大会に出場するには、決勝に残り(予選10位以内)、その決勝で8位以内に入り更に関東大会参加基準を突破するという条件がありました。

クリアするにはベストタイム、またはそれに近い結果が必要でしたので、トレーニングコーチとしては

 

・筋パワーと乳酸系作業閾値(LT)の向上

・レース後のリカバリーを的確に行う

・ベストコンディションで臨む

 

上記の3点をメインに指導を行いました。それぞれの内容については以下の通りです。

 

・筋パワーと乳酸性作業閾値(LT)の向上

ウエイトトレーニングは週2回実施しており、1月〜3月にかけて筋肥大をメインとする内容、4月から県予選のある6月までは最大筋力と筋パワーに対する内容をメインに行いました。筋パワー向上にはクイックリフト(ダンベルを使ったスナッチやプッシュプレス)、プライオメトリクス(ジャンプ動作)を多用しました。

LT向上には週1〜2回のHIIT(高強度インターバルトレーイング)を採用し、10秒の全力運動と10秒の休憩を8回、2〜3セット実施しました。運動はクロストレーナーやバイク、水中でのキック、プルなどを採用しました。10秒間の運動では心拍数を180前後まで上げることを目標としました。

 

・大会中のリカバリー

大会は3日間で行われ、1日に予選、決勝、リレーを含めると2〜4本泳ぐ可能性がありました。その中で1本1本のレースをこなしていくにはリカバリーが重要でした。特に次のレースに向けたエネルギー源となる糖質の摂取、筋分解を防ぐBCAA(分岐鎖アミノ酸)の摂取などを指示しました。

 

・ベストコンディションで臨む

どんなに良いトレーニングをして臨んでも疲労が蓄積された状態ではベストパフォーマンスを引き出せないので、大会から逆算してトレーニング強度を調整しました。また大会1週間前からは体内のエネルギー量を増やすため、通常の食事よりも主食の割合を多くしてもらったり、ナマモノや油ものなど食中毒や胃もたれを起こしそうなものは控えるようアドバイスしました。

 

関東大会出場者の結果(200m自由形)

選手A 2分 5秒 → 2分3秒(ベスト2秒更新

選手B 2分11秒 → 2分4秒(ベスト7秒更新

 

見事にベストタイムを更新し関東大会出場を決めました。

 

この2名は成功例ですが、2名以外の出場選手はベストタイやベストタイム+1〜2秒という結果に終わりました。フィジカル面での調整は全員うまくできたと感じていますが、そこに技術やメンタルも関わってくるので全員が良い結果を出すことは難しいなぁと改めて感じました。

しかし全員に良い結果を!という気持ちで取り組まないと実現は不可能なので、今回のサポート内容を次に活かしていきたいです。

 

・関東大会に向けて

県予選が終了し、その後すぐに学校のテスト期間に入ったため大会終了から1週間は完全オフとなりました。その後、クラブではなく学校での練習をメインに再開しましたが、受験生ということもあり勉強の割合も増えて練習に割ける時間がかなり制限されていました。かろうじてウエイトトレーニングを週1で実施できた程度のサポートしかできませんでした。

なのでレース後半の体力に関しては厳しいと言わざるおえませんでした。また今回、関東大会に出場したメンバーはタイム的にインターハイ出場を狙えるほどではありませんでした。最大の目標である「関東大会出場」を果たしたので、その次の目標として「ベストタイムの更新」を掲げましたが、関東大会に出場する!というモチベーションより高めることは難しく、更に「受験」に対する不安などが強かった印象です。

その結果、レースタイムはベスト+2〜3秒という形になってしましました。

フィジカル面はもちろんですが、それ以上にメンタル面の影響を大きく感じた結果となりました。

 

・まとめ

・フィジカル面でのサポートは比較的成功した

・リカバリーや食事などは直前に指示してできるものではなく、普段の練習や大会、ミーティングで選手や保護者に意識を植え付けることが大事

・モチベーションの維持や目標設定(メンタル面でのサポート)

・様々な環境下でも力を発揮できる「引き出し」を持ち、それを使う「応用力」を身につける

 

色々な大会を選手と経験するたびにたくさんの発見があります。トレーニングコーチとしてはフィジカル面だけに目が行きがちですが、結果を出すためにはそこ以外にも目を向ける必要があると感じています。選手本人はもちろん、競技コーチや保護者、学校の先生などとうまく連携することで問題を解決することもできます。そして最終的には選手が活躍し、良い結果を残してくれれば嬉しい限りです。

次は千葉県で8月8〜11日に関東中学が行われます。貴重な地元開催なのでベストコンディションで臨んでもらえるようサポートしていきます。

 

千葉県で活動する

パーソナルトレーナー / スイミングコーチ

宮城カズタカ

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