お久しぶりです！
千葉県の柏、我孫子、野田、鎌ヶ谷でパーソナルトレーナー＆スイミングコーチをしている宮城です。
前回の更新からかなり間が空いてしまいました。
仕事が徐々に増えてきたり、サポートしている選手たちの高校総体があったりと、ついつい忙しさにかまけてしまいました。
また気を引き締めて情報発信していきたいと思うのでよろしくお願いします。
ちなみにサポートしている選手３名が関東大会への出場を決めました！
今年は栃木で7/22~24の3日間開催されます。ベストな状態で挑んでもらえるようしっかりサポートしていきます。
さて、今回は前回の続きとなるサポートチームのミーティングで話した後半の内容「ケガをしたらどうするか？」について書きたいと思います。
・ ケガを報告する環境づくりと習慣
ケガをすると監督やコーチからの印象が下がり、レギュラーを外されてしまうからケガをしていても報告せず我慢して頑張る！ということがスポーツの現場では見受けられます。最近は減ったかもしれませんが。。。
このような環境は非常に危険です。将来活躍するはずの芽を摘んでしまいかねません。なのでこのようなミーティングでケガをした際のフローチャートをしっかりと決めておけば、変に我慢する習慣を無くすことにつながります。
・ 何を報告する？
今回のミーティングでは下記の内容を報告するように取り決めました。
① 何が原因で痛めたのか？
② どこを、どうすると、どのように痛いのか？
③ 整形外科などで診断は受けたのか？
これぐらいの内容であれば小学生でもコーチに伝えることができます。この報告があればコーチまたはトレーナーは別メニューを組んで練習またはトレーニングをするのか、それとも休養すべきなのか判断することができます。
・ 整形外科？それとも接骨院？
ケガをしたら報告はもちろんですが、併せて医療機関で診断を受けてもらうようにしています。ケガをしたことが以前にもあれば捻挫かも？とだいたい症状が分かる場合もありますが、チームとしては整形外科で診断を受けるよう伝えました。接骨院や整骨院でも診断はできますが、整形外科で診断を受けるよう伝えたのは以下の理由からです。
① 信頼できる「スポーツ整形外科」「リハビリテーション科」があるから
② 接骨院は扱う治療対象が「打撲」「捻挫」「脱臼」「骨折」に絞られる
③ 整形外科はレントゲンやMRIでの画像診断が可能
接骨院や整骨院でももちろん構いません。優秀な柔道整復師の方はたくさんいらっしゃいます。たまたま近くに信頼できる所があったという感じです。あとは「スポーツ整形外科」の場合、スポーツ障害を専門に診ているのでスポーツの事、選手の事に対して理解があります。スポーツに対しての知識や理解がないと復帰までのプロセスにかなり差が出ます。以上の理由から整形外科で診断を受けてもらうようお願いしました。
＊日本は「フリーアクセスの原則」で患者は自由に受診する医療機関を選べるようになっています。自由な反面、どこを受診すると何ができるかを患者側が理解していなければ適切な処置を受けられない可能性があるので注意が必要です。
・ 復帰までの流れ
報告と診断を受けたあとは状態、症状によって対応していきます。
手術や入院が必要な場合は医療機関にお任せするしかありません。しかし、ある程度動ける場合は治療やリハビリの経過や、医師や理学療法士の意見を確認しながら可能な範囲での競技練習や患部外トレーニングを行います。
またケガの再発を防止するためにもケガの根本的な原因を探り、それに対してアプローチしていきます。
競技動作や練習内容に問題があるのであればコーチが、柔軟性や筋力などのフィジカル面に問題があればトレーナーである私が、生活習慣が関係しているのであれば選手自身が、それぞれ問題のある部分を改善、修正することで再発を防止に努めます。
・ まとめ
ケガをしないことが一番ですが、リスク管理をしてもケガの確率をゼロにすることはできません。なので発生した時の監督、コーチ、保護者、選手、トレーナーが共通した意識を持つことで復帰を早めたり、ケガの悪化を防ぐことにつながります。
今回のミーティングでケガの発生から報告、復帰までの流れをチームで確認する良い機会となりました。このようなミーティングは年に３〜４回ほど実施しています。内容が重複することもありますが、とても大切なことなので定期的に行います。チームに考えが浸透し、少しでもチームが成長する材料となってほしいです。
来週はいよいよ全中予選が始まります。今年は関東大会が地元千葉で開催のため出場選手枠が広がります。このチャンスを是非つかんでほしいです！
千葉県で活動する
パーソナルトレーナー / スイミングコーチ
宮城カズタカ
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