こんにちは!
千葉県の柏、我孫子、野田、鎌ヶ谷でパーソナルトレーナー&スイミングコーチをしている宮城です。
先週の7/31に、今年の2月にも講師を務めさせて頂いたスポーツプラザ山新石岡様にてスイミングコーチ向けの研修会講師を担当しました。前回の様子もブログで書いているのでご覧ください。
今回はキック、クロール、背泳ぎの泳法指導の考え方とコーチング、指導のバリエーションについて講義と実技を行いました。
・指導のポイント
まず講義では私の水泳指導についての考え方をお話ししました。クライアントのニーズから目標設定、それに対してのアプローチの仕方、そして指導力を向上させるにあたって必要となる5つのワードを挙げました。
水泳指導に限らずスポーツ競技の指導をしている方は、競技の専門的な技術について知識があり指導できることはもちろんです。ただ、指導の幅を広げるという意味では競技の技術が何のもとに成り立っているか?そこを考え、そこに対してもアプローチできれば指導の幅が広がることを伝えました。
・キックについて
「正しいキック」こう言われてどんなキックが頭に浮かぶでしょうか?
まずは参加してもらったみなさんに考えてもらい、それぞれが思う「正しいキック」について発表してもらいました。
100人いれば100通りの「正しいキック」があると思います。どれが間違いというわけではなく、このようにコーチが「正しいキック」の定義、理想を持っていればそこに向かって指導をすることができます。
コーチはある程度の理想を掲げていないと、指導に一貫性が見られなくなってしまう可能性があるので注意が必要です。
ちなみに私の考える正しいキックは「少ない抵抗で推進力と姿勢保持の作用がある」です。なので私はこの理想に向けて様々なテクニックを使い指導をしています。
・各泳法やキックの練習バリエーション
泳ぎの各ポイントに対してアプローチする練習を「ドリル練習」と言います。
トレーナーの立場から陸上で行って欲しいものと、スイミングコーチの立場で現場に取り入れている種目をいくつか動画で紹介し、その後プールを使って実技を行いました。
*キレイなプールで実技の研修
実技はまず自身で実践してもらい、それからペアになって補助やコーチングを行ってもらいました。自分で体を動かすことで水の感覚をつかんだり、考えているだけでは見えてこない部分を発見できたりと指導に活きる情報をたくさん得られます。やはり体を動かしてナンボです!(笑)
ドリル練習は
・目的を理解しているか(なぜ?)
・目的に合わせた選択ができているか(何を?)
まずここを押さえて指導できているかが重要です。ただ闇雲に処方してもなかなか結果に繋がりません。
ドリル練習はあくまで泳ぎを上達させるための「手段」であり、ドリル練習を完璧にできるようになることがゴールではないとお伝えしました。これはトレーニングやストレッチにも言えることだと思います。あまり手段に固執し過ぎるとゴールが見えなくなってしまう恐れがあります。ゴールはあくまでも泳ぎを上手くする、キレイにする、速くすることですから。
前回同様に専門家として正しい情報と指導法をSPREAD(普及)することができました。私の考えが全てではありませんが、現場で抱えている問題や指導法のマンネリ化を打破する一手となってくれれば嬉しいです。
そして、ありがたいことに今週行われているクラブの選手合宿にも臨時コーチとして呼んで頂きました。参加がとても楽しみです!
今回の研修会に呼んで頂いた八戸さん、そして合宿に呼んで頂いた大塚さんありがとうございます!
より良い内容を普及できるよう日々学び続けますので、今後ともよろしくお願いします。
千葉県で活動する
パーソナルトレーナー / スイミングコーチ
宮城カズタカ
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